ひめのともみクリニック | 更年期障害

期障害

更年期障害とは?

更年期障害 更年期障害性ホルモンは年齢による影響を受けやすいホルモンです。性ホルモンの低下による身体面、精神面の変化やそれに伴う症状を更年期症候群と呼びます。女性の場合には月経の周期や経血量の変化によって時期をある程度明確に認識することが多いようですが、男性の場合にはホルモンの分泌低下が徐々に起きるため、いつからということが明確にわからないことも多く男性ホルモンの分泌低下が原因と気づかないことも多いようです。

性ホルモン低下に伴う症状

男性ホルモンは、筋肉や骨量の維持、生殖能力などの他にも幸福感や集中力、記憶力の向上に役立っています。したがって男性ホルモンの代表格であるテストステロンが低下すると、筋力低下や性欲の低下、自尊心の低下、不安感や記憶力の低下の他、脂質代謝の異常などが現れやすくなります。
女性ホルモンにはプロゲステロンとエストロゲンがあり、プロゲステロンが低下すると不安感や抑うつ症状、不眠、骨粗鬆症や体重増加、脂質異常などが起きやすくなります。閉経前の女性でも月経前に起きる片頭痛や月経周期の乱れなどの要因になります。
エストロゲンは体内で400以上の作用を持っており、皮膚の若さを維持したり血管を守ったりする役割もあります。エストロゲンが低下するとホットフラッシュ、疲労感、思考力や記憶力の低下などが起きます。閉経後にはコレステロールが急上昇したり心血管系の疾患にかかりやすくなったりすることも知られています。
なお、男性ホルモンは女性にとっても重要なホルモンで、特に幸福感を起こすホルモンです。ホルモンの急激な変化は身体的にも精神的にも大きな影響を及ぼします。
ホルモンを産生する場所は大きく二か所あります。一つは性腺―男性は精巣、女性は卵巣―であり、もう一か所は副腎です。年齢とともに性ホルモンが低下することは自然なことですが症状の強さには個人差があります。そこにはホルモン低下の緩衝役をする副腎が大きな鍵をにぎっているのです。

ホルモンの状態を調べる検査

  • 男性ホルモンセット
    唾液コルチゾール日内変動検査
    24 時間畜尿 /ステロイド代謝検査
    ACTH コルチゾール
    女性ホルモンセット
    甲状腺ホルモン検査

更年期障害の治療に関係する検査

  • 栄養解析
    遅延型フードアレルギー検査
    マイコトキシンプロファイル
    GI マップ
    尿中有機酸検査
    体内ミネラル・有害重金属検査
     
女性医師

治療について

泌尿器科では男性ホルモンなどを、婦人科では女性ホルモンや漢方などを使用した治療がすでに行われています。当クリニックではホルモン治療以外のアプローチを中心に行います。具体的には副腎が正常に働けるようにサポートしたり、ホルモン低下による代謝異常を補完する栄養アプローチを実施したり、ホルモン治療の副作用を減らすため解毒能力を向上させたりする試みです。一部ナチュラルホルモンを使用する場合もありますのでご相談ください。
※副腎サポートに関しては副腎疲労のページもご参照ください
※精神的な症状が強い場合には、心療内科医も治療をサポートさせていただきます。

※他院通院中の方は、できる限り、現在の処方内容や常用薬の記載のあるものをお持ちください。

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